2025/05/08
レコードの正しい保管方法やNGな保管方法・収納方法を徹底解説
「レコードの保管方法を知りたい」「レコードの枚数が増えてきて、何か収納方法がないかアイデアが欲しい」とお考えではありませんか?
レコードはデリケートな作りをしており、間違った方法で保管していると、気づかないうちに劣化してしまうことがあります。
そこでこの記事では、以下の内容を解説しています。
・アナログレコードが劣化しやすい理由
・レコードの正しい保管方法
・レコードを傷めるNGな保管・収納方法
・【レコードの枚数別】おすすめ保管・収納グッズ
お気に入りのレコードを長く大切に保管したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.アナログレコードはデリケートで劣化しやすい

アナログレコードは、実はデリケートで劣化しやすいということをご存じでしたか?その理由は、盤面のとジャケットの素材にあります。
1-1.アナログレコードの素材は塩化ビニル樹脂
アナログレコードの黒い円盤部分は、そのほとんどが塩化ビニル樹脂というプラスチックの一種から作られており、通常時の硬さはありますが、熱を加えると柔らかくなり、冷ますと固まる性質があります。
そのため、レコードを温度の高い場所に置いておくと、変形する可能性があるのです。たとえば、直射日光が当たる窓際や、暖房器具のそば、夏場の閉め切った車内などに放置すると、盤がぐにゃりと反ってしまうことがあります。盤が反ると正常に再生できなくなるため、保管場所の温度には十分な注意が必要です。
1-2.ジャケットの素材は紙
レコード盤を保護し、その顔とも言えるジャケットは、多くの場合、紙を主材料として作られており、湿気や紫外線に弱い性質があります。
紙は空気中の水分を吸収しやすいため、湿度が高い場所に保管していると、湿気を含んでよれたり、シミができたり、カビが発生する原因になります。また、日光や蛍光灯の光に長時間さらされると、表面の印刷が色褪せてしまったり、紙自体が黄色っぽく変色したりすることもあるのです。
レコードの肝はもちろん再生される音楽ですが、ジャケットデザインも大きな魅力の一つです。その価値を損なわないためにも、保管環境の湿度や光には気を配る必要があります。
1-3.高温多湿となる夏場は特に注意が必要
熱に弱いレコード盤と、湿気や光に弱い紙製のジャケット、この両方の性質を考えると、気温も湿度も共に高くなる日本の夏場は、アナログレコードの保管にとって注意が必要な時期といえます。
閉め切った部屋や押し入れ、クローゼットの中などは、とくに熱や湿気がこもりやすいので、レコードの保管場所としては適していません。できるだけ風通しが良く、直射日光の当たらない涼しい場所を選び、必要であれば除湿機やエアコンを使用して快適な環境を保つのが、大切なレコードを劣化から守るために重要になります。
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2.レコードの正しい保管方法

ここからは、レコードの正しい保管方法を8つに分けて解説していきます。
・レコードを聴いたあとはクリーニングする
・垂直に立てて保管する
・静電気対策をする
・湿気の少ない環境を作る
・直射日光を避けて保管する
・レコード専用の袋に入れる
・隙間なく詰めて保管する
・定期的にきれいにする
どれも実践しやすいものになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.レコードを聴いたあとはクリーニングする
レコードの再生後は、盤面に付着した目に見えないホコリや指紋などをそのままにせず、可能な限り専用のレコードクリーナーやブラシを使って汚れを取り除きましょう。
レコードを再生するだけでも、静電気によって空気中のホコリが盤面に引き寄せられて付着します。また、指で触れた際の皮脂汚れなども残りがちです。これらの汚れを放置したまま保管すると、溝にこびりついて再生時にノイズの原因になったり、カビが繁殖するための栄養源になったりする可能性があります。
聴き終わったら毎回サッとクリーニングするという一手間を習慣づけるのが、大切なレコードを守る第一歩となります。
2-2.垂直に立てて保管する
レコードを保管する際は、必ず本棚に本を立てるように垂直にして保管してください。
レコード盤は意外と重さがあり、何枚も平積みにすると下の盤には常に大きな圧力がかかり続けます。とくに温度変化のある環境では、この圧力によって盤が歪んで反ってしまう原因となるのです。
反ってしまったレコードは、針が正常に溝を追えなくなり音質が悪化するだけでなく、針飛びを起こして盤や針を傷めるリスクも高まります。必ずレコードラックや棚などを利用し、立てて保管するようにしましょう。
2-3.静電気対策をする
レコードの大敵であるホコリの付着を少しでも防ぐため、静電気対策をおこないましょう。
レコード盤は素材の特性上、どうしても静電気が発生しやすいものです。この静電気が、厄介なホコリやチリを吸い寄せる大きな原因となります。
簡単な静電気対策として、レコードを収納する内袋を、静電気防止加工が施されたタイプのものに交換するのがおすすめです。また、再生の前後に静電気除去効果のあるブラシやスプレーを使用したり、レコードプレーヤー周りに除電器を設置したりするのも有効な手段となります。
2-4.湿気の少ない環境を作る
カビによるアナログレコードや紙ジャケットの劣化を防ぐために、保管場所は湿気の少ない環境を維持することが何よりも重要です。
カビは、レコードにとって最も恐ろしい劣化原因の一つです。とくに日本の梅雨時から夏場にかけては湿度が高くなり、カビが繁殖しやすい条件が揃ってしまいます。
レコードを保管する場所は、押し入れやクローゼットのような空気が滞留しがちな場所は避け、なるべく風通しの良い部屋を選びましょう。場所によっては市販の除湿剤を置いたり、除湿機やエアコンの除湿機能を活用したりして、保管環境の湿度を適切にコントロールするよう心がけてください。
2-5.直射日光を避けて保管する
レコードの保管場所は、直射日光が当たる場所や、蛍光灯などの強い光が長時間当たる場所は絶対に避けてください。
レコード盤の主材料である塩化ビニルは熱に弱いため、直射日光の熱で簡単に変形してしまいます。また、太陽光や蛍光灯の光に含まれる紫外線は、ジャケットの印刷の色を褪せさせ、紙自体をもろくさせる原因になります。
レコードの保管場所は窓際を避け、カーテンやブラインドでしっかりと遮光された、できるだけ暗い場所を選ぶようにしてください。
2-6.レコード専用の袋に入れる
レコードは、ジャケット収納時にできるだけレコード専用の袋へ入れるようにしてください。
まず基本として、レコード盤は必ず内袋に入れて、盤面を直接保護しましょう。丸型の静電気防止タイプの内袋などがおすすめです。
次に、ジャケット全体を保護するために、外袋をかけるのが理想的です。外袋は透明なビニールやポリプロピレン製のものが一般的で、これに入れておくことで、ジャケットが棚で他のレコードと擦れて傷んだり、ホコリが付着したりするのを防ぐことができます。
2-7.適度な余裕を持って保管する
レコードをラックや棚に収納する際は、1枚ごとに「適度なゆとり」を持たせることが非常に重要です。
詰め込みすぎた状態は、取り出す際の摩擦でジャケットを傷めるだけでなく、盤面への過度な圧力で反りを引き起こす原因になります。一方で、隙間が空きすぎるとレコードが斜めに傾き、自重で盤が歪んでしまうため注意が必要です。理想は、指1〜2本分ほどの遊びがあり、軽い力でスムーズに1枚を取り出せる状態です。
もし収納が窮屈に感じてきたら、ラックを増設するなどスペースを見直すサインといえます。常に垂直に自立し、かつ圧迫されない環境を保つのが、盤面を守る収納の基本です。
2-8.定期的に聴く・きれいにする
レコードは「保管して終わり」にするのではなく、定期的に手に取って状態を確認することが長期保存の鍵となります。長期間まったく触れずに放置していると、溝の奥にホコリが固着したり、気づかないうちにカビや湿気による劣化が進んだりするリスクが高まるためです。
定期的に再生することで、針先が溝の微細な汚れを掻き出す効果も期待できるほか、ジャケットのコンディション変化にもいち早く気づけます。月に一度は保管場所から取り出し、盤面の点検とクリーニングをおこなう習慣をつけましょう。
3.レコードを傷めるNGな保管・収納方法
反対に、レコードを傷めるNGな保管・収納方法として以下の6つを解説していきます。
・平積み(横倒し)にして重ねる
・隙間なくギチギチに詰め込む
・スカスカの状態で斜めに立てかける
・湿気がこもる床や壁際に直接置く
・直射日光や暖房器具の近くに置く
・レコード保護袋を使わない
思い当たるものがある方は、今すぐ見直してみてください。それぞれみていきましょう。
3-1.平積み(横倒し)にして重ねる
レコードを平積みにして横倒しで重ねる保管方法は、絶対にNGです。
レコードを平積みにして重ねると、下にあるレコードに大きな重みがかかり続けます。その圧力によって、時間とともに盤面がじわじわと反っていきます。反りが生じたレコードは、針が正確に溝をトレースできなくなるため、音質の大幅な低下を招くのです。
平積みは一見コンパクトに収納できるように思えますが、大切なレコードを確実に傷める原因になります。どんなに枚数が多くても、必ず縦に立てて保管することを徹底しましょう。
3-2.隙間なくギチギチに詰め込む
レコードを隙間なくギチギチに詰め込む収納も、避けるべき方法の一つです。
ラックや棚に無理やり押し込んだ状態では、レコードを取り出す際に盤面同士がこすれ、細かな傷が付いてしまいます。また、両側からの圧力がかかり続けることで、盤面に変形が生じるリスクも高まります。
さらに、詰め込みすぎると風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくなるのも問題です。
収納スペースが足りなくなってきたら、詰め込みで解決しようとせず、棚やラックを追加しましょう。
3-3.スカスカの状態で斜めに立てかける
レコードをスカスカの状態で斜めに立てかけるのも、避けるようにしましょう。
枚数が少ない状態でラックに収納すると、レコードが自然と傾いてしまいます。その傾いた状態が長く続くと、盤面に一方向へのゆがみが生じ、反りの原因になるのです。
スカスカな収納状態でも、レコードが垂直を保てるよう、仕切り板やブックエンドを使って支えるようにしてください。
3-4.湿気がこもる床や壁際に直接置く
湿気がこもりやすい床や壁際にレコードを直接置くのは、非常に危険な保管方法です。床や壁は、室内のなかでも湿気がたまりやすい場所です。湿度が高い環境にレコードをさらし続けると、ジャケットや内袋にカビが発生するリスクが高まります。カビはジャケットだけでなく、盤面そのものにも広がることがあり、一度根を張ったカビは完全に除去するのが難しい状態です。床置きは地震の際に倒れる危険もあるため、専用のラックや棚に収納し、床や壁から離して保管することを心がけましょう。
3-5.直射日光や暖房器具の近くに置く
直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くにレコードを置くのは絶対に避けるべきです。
レコードの盤面はビニール素材でできており、熱に非常に弱い性質があります。直射日光や暖房の熱にさらされると、盤面が柔らかくなって変形し、深刻な反りが起きてしまうのです。同じく、窓際の棚やストーブの近くなど温度変化が激しい場所でも、短時間でもダメージが蓄積されていきます。
とくに夏場の窓際は危険で、気づかないうちに盤面が変形しているケースも少なくありません。保管場所は、日当たりや熱源から十分に距離を取りましょう。
3-6.レコード保護袋を使わない
レコードを保護袋に入れずに保管するのは、大切なコレクションをむき出しのまま放置しているのと同じです。
保護袋がない状態では、空気中のホコリや湿気がダイレクトに盤面やジャケットへ付着し続けます。溝に入り込んだ微細なチリは再生時のノイズや針飛びの原因となり、湿気は深刻なカビ被害を招くでしょう。また、取り扱う際の指紋や皮脂汚れも、袋がなければ盤面に直接残り、酸化を早めてしまいます。
内袋は、静電気を抑えホコリを寄せ付けないポリエチレン製が最適です。さらに、ジャケットごと包み込む専用の外袋を併用することで、紙ジャケットの擦れや変色も防げます。
4.【レコードの枚数別】おすすめ保管・収納グッズ

レコードの保管・収納グッズは、手持ちの枚数によって最適なものが変わってきます。枚数が少ないうちは小型の収納ボックスで十分ですが、枚数が増えるにつれて、専用ラックや棚などの本格的なアイテムが必要になります。ここでは、枚数の目安ごとにおすすめの収納グッズをご紹介します。自分のコレクション量に合ったものを選んで、大切なレコードを正しく守りましょう。
4-1.レコードの枚数が50枚未満の場合
所有枚数が50枚未満の方には、移動が容易な「レコード専用コンテナ」や小型の「木製クレート」が最適です。
市販されている専用ボックスの多くは、LPレコードが30〜50枚ほど垂直に自立するよう設計されており、盤反りを防ぎながらスマートに保管できます。インテリアに馴染む天然木素材や、スタッキングができるタイプを選べば、将来枚数が増えた際にも柔軟に対応できます。
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4-2.レコードの枚数が100枚〜300枚程度の場合
枚数が100枚を超えてきたら、専用の「レコードラック」やユニットシェルフの導入を検討しましょう。
レコード愛好家に定評があるのは、IKEAの「KALLAX(カラックス)」シリーズです。1マスのサイズがLP収納に誂えたように完璧で、1ユニットに約40〜50枚を収められます。複数を組み合わせることで壁一面をライブラリ化できる拡張性もあり、中規模なコレクションを美しく、かつ安全に管理するのに最適な選択肢となります。
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4-3.レコードの枚数が300枚以上の場合
300枚を超える大容量のコレクションには、何よりも「耐荷重」に優れた堅牢な専用家具が必要です。
LPレコード300枚の総重量は約50kgから、ジャケットの厚みによってはそれ以上に達するため、一般的なカラーボックスでは棚板がたわんだり破損したりする危険があります。スチール製の強化ラックや、厚みのある木材を使用した本格的なレコードキャビネットを選び、安定性を最優先してください。
また、ジャンル別やアルファベット順の仕切り板を活用して保管することで、目的のレコードを探しやすくなります。
4-4.見せる収納もおすすめ
お気に入りの1枚をインテリアとして楽しむなら、壁掛け用のディスプレイフレームや、ジャケットを表に向けて飾れる「レコードスタンド」の活用がおすすめです。
ジャケットの表面が見えるようにレコードを飾るだけで、空間の雰囲気は一気に華やぎます。ただし、ディスプレイする際は変色を防ぐため「直射日光が当たらない場所」を選ぶのが絶対条件です。
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6.まとめ
レコードは、熱や湿気、ホコリなどで劣化しやすいため、保管には特に気をつける必要があります。そこで、レコードを保管する際は、以下の8点を意識してみてください。
・レコードを聴いたあとはクリーニングする
・垂直に立てて保管する
・静電気対策をする
・湿気の少ない環境を作る
・直射日光を避けて保管する
・レコード専用の袋に入れる
・隙間なく詰めて保管する
・定期的にきれいにする
これらを実践することで、お気に入りのレコードをより長く楽しむことができます。
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